2010年02月27日

VOL.674 バンクーバー・オリンピック 浅田真央ちゃん

バンクーバー・オリンピックでの、女子フィギュアスケート。
フリープログラムの演技が終わった後の、浅田真央ちゃんの表情は、
辛くて、とても見ていられませんでした。

だから僕は、その後の表彰式も見ず、仕事をしていました。

ずっと「バンクーバーで金メダル」を目標にしてきた真央ちゃんだから、
金メダルを取ることが出来なかった自分を受け入れられずにいるような気がして、
僕も、なんともやりきれない気持ちでいっぱいです。

もちろん銀メダルは、すごいことなんですが、
真央ちゃんにとって、金メダル以外は、つらい勲章のような感じがしてしまいます。

鈴木明子選手は、8位入賞、
安藤美姫選手は、5位入賞と、
みんな素晴らしい結果でしたが、それぞれが自分の掲げた目標を達成できたかといえば、
安藤選手も、メダル獲得を目標にしていたと思うし(想像ですが)、
鈴木明子選手だけが、満足する結果だったのではないかと思います。

レベルは全然違いますが、僕は高校のとき、アメフト部の東京都大会で準々決勝で勝利したとき、
心から満足してしまいました。
だから、その後の準決勝、3位決定戦、関東大会プレーオフは、すべて敗戦したんですが、
僕にとっては、ベスト4が目標だったので、その後の敗戦は、悔しかったけど、それほど気にならなかったし、
たとえ4位でも、満足のいく結果でした。

先日、京北高校バスケットボール部さんの取材をさせていただいたとき、彼らの今年の目標は、
高校3冠を取る事だといっていました。

それぞれが、自分の掲げた目標に向かって、努力し、準優勝という結果だたっとき、
高校生の僕だったら、とても喜んだけど、
京北高校バスケットボール部の選手たちは、涙します。

ずっと世界をリードし、表彰台の中央が定位置だった真央ちゃんだからこそ、
悔しく受け入れがたい準優勝だったのでしょう。

でも、これを期にさらなる飛躍をすることは間違いないと思うので、
今度こそ、真央ちゃんのうれし涙をみたいと願っています。

それにしても、僕の中では、ラフマニノフ作曲の前奏曲「鐘」は、最高の演技曲でした。
これからは、その曲を耳にするだけで、真央ちゃんの悔しさい表情を思い出してしまい、
涙がでてしまうかもしれません。


編集長・小山基彰