2008年08月20日
∟ 相撲部の強さの秘訣に迫ります。


相撲部の強さの秘訣に迫ります。
編 : 都立で部活動に力を入れる事の良さはなんでしょうか。
満留久摩先生 : 私がこの高校に赴任して来た時は、実は、学校が結構荒れていた時期があったんです。中退する生徒も多かったんです。
そこで、部活に力を入れて盛り上げていこうという流れになりました。学校の中でも、部活動に対する意識が高かったのが一つの理由でもあります。
あとは、この地域が、ちょうど荒川と隅田川の中州で、地域の方々の結びつきが強いということです。この学校に対する目も温かかったんです。相撲をやるんであれば応援すると言ってくれました。
昨年も、この土俵に見学に来てくれましたし、秋は昨年も少年相撲教室で地域の子供団達を募集しました。本当に、地域の人達のご協力あってだと思います。
私自身もそうなんですが、地域的にも、ちびっ子相撲教室がありまして、相撲を普及させたいという流れが強く有ります。
毎年秋に相撲教室を当校でやっていまして、生徒がちびっ子の相手をしています。来てくれた子にはまわしを着けてあげたりもします。相撲部の生徒達のまわし姿を見るだけでも、普段あまり見る姿では無いと思いますし、居るだけで、絵に成りますからね。男の子も女の子も来てくれます。相撲を取らずに、土俵の砂で砂遊びをする子も居ますよ。そんな感じで、とにかく、興味を持ってくれれば、それだけでも嬉しいですから。
みんなが力士を一生続けて欲しいとか、決して堅く考えていはいません。相撲というものを、一人でも多くの人に経験してもらえたら良いなと思います。高校3年間やるだけでも、将来自分の子供に、「お父さんは相撲をやっていたんだよ」という事を伝えていけると思いますし。
そのためには、勝たせてあげたいですしね。1対1で土俵の上で勝つか負けるかが決まってしまう競技ですからね。
辛い事から逃げたり、世渡り上手な人がいると思いますが、土俵に上がれば、目の前の対戦相手から逃げる事は出来ません。逃げないで、精一杯打ち込むと、良い事もあるという事を経験してもらえたら良いなと思います。
相撲って、対戦すると、「痛い」です。でも、逃げればすぐに負けてしまいますから、現代は、「無理をせずに楽して生きる」という様な事も良くいわれますが、もっとその先を見て、精一杯やってみても良い思います。
最近、中学まで相撲をずっとやってきた子が、うちの高校を目指して来てくれるのですが、その他に悩みの種もあります。それは、10人中9人が相撲経験者ということです。
未経験者の人が敷居が高いと感じてしまうかなというとこです。本来はそういう、相撲未経験の人達もどんどん取り込んでいきたいですし、そうしようと考えています。いまの目標はそんな部分です。もちろん、強くしたいという思いもありますが、イコールです。
編 : 現普段の練習量はどのくらいですか?
満留久摩先生 : 平均1日3時間半くらいです。毎日ではなくて、練習をやると決めた日により、練習メニューをバランス良く決めてやっています。
編 : 生徒の学系が3学系(2年次から「スポーツ健康系」「福祉教養系」「情報ビジネス系」の3つのなかから1つを選び、選んだ学系の科目群から自分で学びたい授業を選択できる)ありますが相撲部に入るにはどの学系か決まっていますか?
満留久摩先生 : いえ、部員は全員それぞれ好きな学系です。情報系の子もいますし、スポーツ系の子も居ます。特に限定はしていません。好きな学系を取ってもらって大丈夫です。
●次のページは、「学業と部活の話、今後の相撲部について」
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